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【Note】ペンションししくい料理人日記⑤

2026年03月10日 Comment(0)

Noteにも同じものを投稿しています。読みやすいほうでゆっくりお楽しみください


海陽町の紫人参から生まれた、鮮やかなソース

今日の料理人日記は、ちょっと珍しい紫色の人参のお話です。

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徳島県海陽町、ALLY’S FARM 有近幸恵さんが育てている有機紫人参。
アントシアニンが豊富で、甘みが強いのが特徴です。

初めて見たときは
「人参ってこんな色になるんや…」
と、少し驚きました。

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きんぴらやサラダにしたり、いろいろな料理で使わせてもらっていますが、今回はこの色の美しさをそのまま活かしたくて、ソースにしてみることにしました。


香りから始まる、ソースづくり

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まずはニンニクを油でじっくり熱して、香りを引き出します。
厨房にふわっと広がるこの香りは、料理が始まる合図のようなものです。

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香りが立ったところで玉ねぎを炒めます。
玉ねぎがしんなりしてきたら、いよいよ主役の紫人参を投入します。

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紫色を引き立てる、ちょっとした工夫

ここで少しレモン汁を加えます。

実はこれがポイントで、レモンを入れることで紫色がより鮮やかに発色します。
鍋の中で色がパッと変わる瞬間は、何度見ても面白いものです。

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そのまま蒸し焼きにして、人参と玉ねぎが柔らかくなるまで火を通します。


ミキサーでなめらかに

柔らかくなったら粗熱を取り、ミキサーでなめらかになるまで攪拌します。

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その後もう一度鍋に戻し、
ワイン、バター、塩で味を整えます。

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厨房には、人参の甘い香りとバターのコクのある香りが広がります。
この時間は、料理人としてちょっと幸せな瞬間でもあります。


鯛の香草パン粉焼きと合わせて

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完成した紫人参のソース。
甘み、鮮やかな色合い、バターのコクがしっかりとまとまりました。

今回はこのソースに、鯛の香草パン粉焼きを合わせてみました。

パリパリのパン粉の食感。
ハーブソルトのほどよい塩味。
そして鯛の旨み。

そこに紫人参のソースが絡むと、
甘みと塩味が口の中に広がる一皿になります。

人参が主役ですが、魚の美味しさもしっかり引き立ててくれました。


地元の食材から生まれる一皿

こうしてまた、地元の食材から新しい料理が生まれました。

料理人として、
食材に出会い、試してみて、形になっていく。
この過程がやっぱり楽しいものです。

また面白い食材や料理ができたら、
料理人日記で紹介していきたいと思います。

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このブログについて

徳島県海陽町(旧宍喰町)でペンションを営業しております。
有名な観光地でもないですし、足の便もよくないですが、遠浅のビーチと深い緑の山々に囲まれ、最高のロケーションに恵まれています。

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